安倍麻美

雑感。暇なので書きます。

もうすぐ安倍麻美がデビューしますね。安倍なつみの妹ということで鳴り物入りでデビュー。

これを見てあるF1レーサーを思い出した。ラルフ・シューマッハーだ。



ラルフ・シューマッハ

F1の記録を数々塗り替えているレーサー、ミハエル・シューマッハーの弟として

鳴り物入りでデビュー。ジョーダン時代はフィジケラに成績で敗れるもののウイリアムズ入り。

チームに恵まれ2001年には初優勝を果たす。



兄の存在が大きすぎて、いまだに「ミハエルの弟」という見方をされている。

それをぶち破るような走りを見たいものだ。去年のあるGPで、ミハエルとラルフが接戦

だったのだが敵なのに兄の後をついていくいうな走りで、チームメイトのモントーヤが見せる

ような激しいプッシュが見られなかった。F1というものはいかに視聴者に魅せるかというのも

重要なポイントであり、華麗なオーバーテイクやテクニックをするレーサーは評価が高い。

ラルフには「兄を超えてやる!」というアピールが足りない。将来的にワールドチャンピオンになる

器は持っているとはも思うが、兄が引退した後にチャンピオンになってもその価値は半減、いや

もっと少ないものになるだろう。最近ではチームメイトのモントーヤの大胆なドライビングにすっかり

隠れて脇役に徹しているのは残念な限りである。



父母や兄弟の栄光を抱えてデビューするケースは大成しないことが多いと思う。

特にその対象がまだ現役な場合だ。SAYAKAもどこいっちゃったんだろって感じだし。

問題はいかに早く、「〜の子供、弟、妹」といった表現から脱却できるかである。

売り出し時点はそれを利用するのはいいと思うが、ある程度のところまできたら、

兄や姉とは違う何かをアピールしてその皮から抜け出す必要があるだろう。

安倍麻美もどこまでアピールできるかが勝負が分かれ目だと思う。